理事長挨拶

日本小児麻酔学会理事長 谷口由枝

2021年10月に一般社団法人日本小児麻酔学会理事長に就任しました 谷口由枝でございます。微力ではございますが、多くの大先輩各位ならびに、皆様のご助言、ご協力をあおぎ、理事長として本学会の益々の発展、そして小児医療への貢献に全身全霊で取り組む所存でおります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

当学会は2020年3月に一般社団法人となり、“小児の麻酔・周術期管理、集中治療、救急医療、疼痛・緩和医療の進歩と普及を図り、小児医療に広く貢献すること”を目的として掲げております。その事業には、学術集会開催、学会誌などの発行、小児麻酔認定医の認定をはじめ、各種委員会を基盤とした活動、各関係学術団体との連携、協力を通じた様々な領域での活動が含まれています。これらの活動を通じ、鈴木前理事長が掲げられた「小児麻酔の素晴らしさ」を一人でも多くの医療従事者の方々にお伝えするとともに、麻酔科専門領域における、より安心、安全な小児麻酔のあり方を発信していきたいと考えております。

2019年末より世界的パンデミックとなったCOVID-19感染症によって、集会型の学会は中止、延期を余儀なくされました。オンライン開催Webセミナーでは時間、地域を問わず、参加、討論も可能となります。一方で対面、集会型での活発な討論の肉声には、熱い想いや活力を感じます。双方の利点を生かしながら、一人一人にとっての有意義な交流の場をつくり、各々のスキルアップ、学術レベルの向上に繋がる学会活動を目指しています。 小児医療の根幹にはチーム医療があります。小児麻酔医は、手術室、外科系スタッフのみならず、こども達に関わる全ての職種の方々との連携も不可欠となります。また各施設間の交流、連携、協力によって、より良い医療の提供につながります。これらの交流の輪を大切にし、学会の活性化に繋げるとともに、小児関連学会との連携、国際交流、協力においても一層の力を注いでいきたいと思います。

本学会は鈴木前理事長はじめ、多くの先生方の弛まぬご尽力、学会事務局の献身的確実な運営体制のもと2021年9月末には1829名の会員数になりました。これからは経済的基盤を盤石のものとして、学会活動、社会貢献活動を充実させたいと思います。 最後に、こども達がそれぞれの疾患と向き合い闘う姿や、こども達の笑顔に励まされ、支えられ、育てられたと思う小児麻酔医は少なくはないと思います。学会員のみなさまの様々な思い、希望、意見を真摯に受け止め、学会の発展と成長につなげていきたいと考えております。 未来ある子ども達に寄り添い、それぞれの疾患と向き合う子ども達やその家族に寄り添い、日々の診療、研究、教育に赴いた小児麻酔医、小児医療従事者のみなさんにとって、そして“これから”を担う次世代の先生方にとって“入会してよかった、参加してよかった”とより強く思っていただける学会にむけて誠心誠意、全力を注いで参ります。                

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